ハレペディア

cakesでの『恋の数だけハッピーエンドがある』掲載時に試し読みテキストと一緒に掲載された
35個のハーレクイントリビアを”ハレペディア”として再編集しました!
すべて読破すれば、ハーレクイン博士になるかも・・・・・・!?

  • 1.愛の復活
    以前愛し合っていたふたりが何らかの理由で別れ、再び出会ってお互いの気持ちを確かめ合い復縁する“愛の復活”も、ハーレクイン作品では人気のジャンルの1つです。交際中のボーイフレンドの家に行ったら、なんとその父親が元彼!
    結局ヒロインは息子のほうとは別れて、その父親と元さやに!!という驚きのストーリーの作品も。
  • 2.アルコール
    ハーレクイン作品には、愛を語らう時の必須アイテムとしてアルコールは非常に良く登場します。
    ここで、お酒を飲むときの最高の口説き文句をどうぞ。
    「きみがワイン三杯にカクテルを一杯飲んだときはだめだよ。大切なひとときを何一つ忘れないでほしいから。ぼくも忘れないよ、ハニー、本当だ」
    『月影に魅せられて』
  • 3.医療物
    ドラマや映画等では医療現場を描いた作品が人気ですが、ハーレクインにも“メディカル”と呼ばれる医療をテーマにしたジャンルがあります。看護師のヒロインがドクターと恋に落ちる物語が多く、命の現場にともに立ち会い、あるときは危機を乗り越え、またあるときは悲しみを分かち合う仲間同士から、やがて愛を意識する関係に……そんな大人の恋愛が描かれることが多いようです。
  • 4.エロティカ
    『Fifty Shades of Grey』が全世界で4000万部以上の空前の大ヒットとなるなど、いま欧米では官能度の高い大人の女性向け小説“Erotica”ジャンルが大人気。そんな欧米では作品の過激度を上げようとするとSMプレイの作品が多くなる傾向が。乳首クリップがバカ売れして、アメリカに経済効果をもたらしたとの逸話も。
  • 5.億万長者
    ハーレクインヒーローと言えば億万長者!と言っても良いくらい、ハーレクインには数多くの億万長者ヒーローが登場します。『ひれ伏した億万長者』『誘拐された億万長者』『愛を買った億万長者』…等、“億万長者”とつくタイトルだけでも何と250作品以上の作品が出版されているんです(※再版分を数えます)作品の数だけ、色んな億万長者がいるんですね。
  • 6.カウボーイ
    アメリカではカウボーイが大人気!ハーレクインに登場するカウボーイは牧場経営者や石油王でジェット機を所有しているリッチなヒーローばかり。ただし、日本ではカウボーイ=ゴージャスというイメージがないので、カウボーイがヒーローの作品はあまり刊行されていません。例外はダイアナ・パーマだけかも!?
  • 7.香り
    ハーレクイン小説では良く見かけるけれど、他の小説ではあまり見かけない表現……「アフターシェーブローションの香り」。作中ではセクシーな香りの表現として登場します。欧米諸国では、ヒゲを始めとする体毛は男性らしさの象徴と思われており、それを連想させるのが「アフターシェーブローションの香り」なのです。日本ではあまり理解できない感覚かも!?
  • 8.変わった設定
    ハーレクイン・ロマンスと言えば、「ヒロインがリッチな男性と出会い幸せな結婚をする物語」というイメージが強いと思いますが、3,000作以上のハーレクイン作品の中にはかなり変わった設定の作品も!読者の間でも有名なのは『海のレクイエム』という助けた“あざらし”が人間の男性の姿になってヒロインの前に現れるファンタジー作品。かなり奇抜な設定ですが、中身はしっかりとしたロマンス作品になっていますので、気になった方は是非読んでみて。
  • 9.偽装結婚
    「愛人契約」と並んで人気のあるテーマ「偽装結婚」。最初は形だけの結婚、でもお互いに愛し合うようになって行き……という変化していく2人の関係を追うのが楽しい作品です。9月15日に発売されるマリー・フェラレーラ作『記憶喪失の花嫁』では、新婚夫婦を装い麻薬の潜入捜査をしている連邦捜査官ヒロインが事故で記憶喪失になり、“夫”であるヒーローから本物の新婚夫婦だと思い込まされて……というちょっと変わった偽装結婚の物語が描かれています。
  • 10.口説きセリフ
    ハーレクインの代名詞の1つでもある、ヒーローのあま~い口説きセリフ。それらのセリフを集めた公式Twitterも好評です(@HARLEQUIN_JP)こちらのTwitterで人気の高かった口説きセリフはこちら→「率直に言わせてもらうと、君を車に押しつけて、死にそうになるまでキスをしたい『花嫁になれる日』」
  • 11.作家
    世界中の作家の夢である「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーリストには、ノーラ・ロバーツやリンダ・ハワード、ダイアナ・パーマーをはじめとする数多くのハーレクイン社の作家の名が常に登場しています。
    ハーレクイン黎明期に活躍したアン・メイザーもそんな代表作家の1人。「彼女に憧れてロマンスを書き始めた」と数多くの作家に言わしめた、伝説的なロマンスの巨匠です。
  • 12.シーク
    ハーレクイン作品でのシークとは、アラブの王子様のこと。日本のコアな読者には「シークもの」が大人気!エキゾチックな容貌とありあまるオイルマネーという魅力もさることながら、ハーレクインでは「シークで外科医」とか「ポロ選手で、競走馬の牧場も経営」など、兼業型のスーパー・シークも多く登場します。
  • 13.シーク2
    以前にも紹介した「シークもの」。他国と比較して、「シークもの」は日本からの支持が厚いジャンル。アラブの王子であるシークは文化の違いから尊大な一面があり、いつも自信たっぷりで周囲の人々をひれ伏させるような圧倒的魅力を漂わせています。そんな強引で男らしいところが日本の女性読者をときめかせるのです!
  • 14.シークレット・ベビー
    ハーレクインの不動の人気ジャンルの1つ『シークレットベビー』。ヒロインが何かしらの事情でヒーローに妊娠を告げずに女手一つで我が子を育てていくことを決意するお話を指します。波乱万丈な物語が多いのが人気の秘密。ヒロインは妊娠が発覚した直後にヒーローに愛人がいるとわかり何も言わずに別れたり、「子供はいらない」と告げられていたため涙をのんで姿を消したり、と辛い思いをしています。そして彼と「再会」したときには、激怒され、なじられ、子供を奪い返そうとされたり…。涙なしには読めない名作が数多くあります。
  • 15.爵位
    現在の日本ではあまり馴染のない爵位ですが、“ヒーローがどれだけゴージャスか”が肝心なハーレクイン作品では大変重要な事柄だったりします。読みは同じ「こうしゃく」でも、公爵の方が侯爵よりも爵位は上。公爵の方がより身分が高くゴージャスなヒーロという事になるのです。
  • 16.シンデレラもの
    「シンデレラもの」とは、童話のシンデレラの様に不幸な境遇のヒロインが最後に大逆転で幸せを掴むというお話を指し、ハーレクイン作品でも人気のテーマの1つです。日本の読者の間ではヒロインの不幸な時期が悲惨であればあるほど人気の傾向が。そんなヒロインは一部の読者からは“ドアマット・ヒロイン”と呼ばれているそうです(靴で踏まれるドアマットの様に酷い扱いを受ける、という意)
  • 17.タイトル
    日本語のタイトルは編集部でアイデアを出し、その中から多数決で決定します。今回の『見えない波紋』の原題は『THE SHINING OF LOVE』。全く逆のイメージですが、日本では明るくポジティブすぎるものよりも少し影のあるタイトルの方が良く売れるのです。
  • 18.電子書籍
    ハーレクインが電子書籍の展開を始めたのは’06年頃で、比較的早い時期からでした。ボタンひとつで気軽に作品が買える電子書籍ではやはり、セクシー度の高い作品の方が人気がある様です。ハーレクインでも紙書籍ではストレートなラブシーン描写や不倫などは基本的にNGなのですが、デジタルではそういったものを解禁した作品を展開しています。
  • 19.妊娠
    一夜の関係で子供を授かってしまうことが多いハーレクインヒロインですが、時代を反映してか不妊治療を受けていたり、体外受精を選ぶヒロインもたくさんいるんです。なかには、精子の取り違えで異国の王子様の子を妊娠してしまう衝撃展開も!共感できる等身大のヒロインとゴージャスなヒーローが小さな命をきっかけに繰り広げる愛の駆け引きは、何度読んでもワクワクしちゃいます。
  • 20.乗り物
    世界を股にかけるヒーローが多く登場するハーレクイン作品には電車・飛行機・車等様々な乗り物が登場しますが、初期作品では日本車が人気でマツダのスポーツカー等も出てきます。変わり種としては「白馬に乗った王子」ならぬ「らくだに乗ったヒーロー」や、ヒロインが乗りたがっていたトラクターに乗って登場したヒーロー、はたまた熱気球に乗ってヒロインの前に舞い降りてきた(というか落ちた)ヒーローも!
  • 21.ハッピーエンド
    ハーレクイン作品のお約束は、「必ずハッピーエンドで終わること」!ハーレクイン読者は書店で、ラストのページを確認してから本を買う程ハッピーエンドにこだわりがあるのだとか。試し読みでお気に入りのハッピーエンドがありましたら是非、本編も読んでみてくださいね。
  • 22.パーティー
    海外の方はパーティーがお好きですよね。セレブ揃いのハーレクインの登場人物たちも頻繁にパーティーをひらいています。海外のパーティーはフォーマルになるほど夫婦かカップルで招待するのが原則なのだそうで、ハーレクインにはパーティーに参加するためにヒーローとヒロインが偽りの恋人契約を結ぶを結ぶお話もたくさんあります。
  • 23.ハーレクインと世情
    「アメリカでは2組に1組が離婚をする」という統計もありますが、ハーレクインの作品も運命の男女が出会って結ばれるというストーリーの中に、離婚・代理出産・シングルマザー等、世情を反映した様々なエピソードが盛り込まれています。ロマンチックなお話の中にある少しのリアルさが、作品をより魅力的に見せているのかも知れませんね。
  • 24.ハーレクインの舞台
    ハーレクインの舞台と言えば、どこの国を思い浮かべますか?日本ではスペイン、ギリシャ、イタリアのお話の人気が高いのですが、その国々によって人気の舞台は異なるようで、アメリカでは今ロシアが舞台のお話が人気なのだとか!数は多くないのですが、中には日本が舞台のお話もありますよ。
  • 25.ハーレクインの歴史
    日本で初めてハーレクイン・ロマンスが出版されたのは1979年、今回の試し読み作品ヴァイオレット・ウィンズピアの『サルド家の兄弟』が発売されたのは1983年です。本作のヒロインは個人付きの看護師ですが、これは初期の作品でよく見られる職業。病院勤めではなく、個人の屋敷に住み込みで働く看護師で、ベティ・ニールズ作品にもよく登場します。一つ屋根の下で暮らすうちに急接近するんですね!
  • 26.飛行機
    お金持ちの代名詞でもある“プライベートジェット”。超セレブ揃いのハーレクインヒーローもプライベートジェットを持っていることが多いです。
    それもセスナ機などの小型機ではなく、大抵は客室スタッフ付きのジャンボ機クラスで所有。中には自分で操縦するヒーローも!
  • 27.BL
    意外に思われるかもしれませんが、ハーレクインのエロティカ作品にはしばしばゲイカップルが登場します。
    中には、ヒロインの旦那様(ヒーロー)には男の恋人がいた……!というちょっと衝撃的な作品も。
    日本でBL(ボーイズラブ)と呼ばれているジャンルは、アメリカではM/M(Male/Male)と呼ばれています。
    最近アメリカでも人気が出つつあるM/M、要チェックです。
  • 28.プレイボーイ
    池澤春菜さんのコラム連載でも『プレイボーイに魅せられて』に登場するどこか憎めないちょっとおバカなプレイボーイを取り上げて頂きましたが、ハーレクイン作品には数多くのプレイボーイ・ヒーローが登場します。日本でプレイボーイというと「遊び人」「女好き」等の良くないイメージを持たれる方が多いと思いますが、本来のプレイボーイという言葉には恋愛に関することだけでなく、多趣味な男性や多才な男性といった意味合いも含まれており、「魅力的な男性」というニュアンスが強いようです。
  • 29.プレゼント
    モテる男はプレゼントを欠かしません。ハーレクインヒーローは女性へ贈り物を送るのが大好き!定番のプレゼントは花束、指輪、洋服…等ですが、変わったところではお城、自作の歌、下着、セクシーガウン、異国の言葉(直前まで集中レッスンを受けて話せるようになった)、実親との対面をプレゼントしたヒーローも。
  • 30.ペットネーム
    今作ではヒロインの父親がヒロインのことを「スウィートハート」と呼んでいますが、自分の恋人や家族に対する愛称を英語圏では“ペットネーム”と言うそうです。なお、この「スウィートハート」という呼び方はアメリカで人気の呼び方だそうですが、イギリスでは呼ばれたくない愛称トップ5にランクインしています。文化の違いは奥深いですね。
  • 31.ボス秘書
    オフィスが舞台のいわゆる“オフィスラブもの”ですが、ハーレクインでは“ボス秘書もの”と呼ばれています。
    ここで言うボスとは、ただの上司ではなく社長のこと。
    日本のオフィスラブもので良く見られる同僚同士でのラブストーリーがない点はさすがハーレクイン!といったところでしょうか。
  • 32.ラブシーン1
    「ハーレクインと言えばラブシーン」というイメージがある方も多いと思いますが、ハーレクイン作品はラブシーンも含め、編集部が定めた厳しい基準に沿って翻訳されているのをご存じでしょうか。
  • 33.ラブシーン2
    ハーレクイン作品の表現ルールが記された、言うなれば“秘伝の書”には、ロマンチックなラブシーンに仕上げるためのポイントが網羅され、NGワード等も細かく設定されています。官能的でありながらも女性を不快にさせない様に細心の注意が払われているのです。
  • 34.RITA賞
    今作はRITA賞を2度も受賞したベテラン作家、カーラ・ケリーの作品。RITA賞とは、ロマンス小説界のアカデミー賞みたいなもの。ロマンス小説のメッカであるアメリカには「アメリカロマンス作家協会(Romance Writers of America)」というロマンス小説の作家や関係者で構成される団体まであり、その協会が毎年約2,000点の候補作品の中からコンテンポラリー部門やヒストリカル部門など11部門にわたって選出する、ロマンス小説界の最高権威とも言うべき賞です。
  • 35.レーサー
    今回の作品のヒーローは元レーサー、今はレーシングチームのオーナーでヒロインの雇い主です。ハーレクインヒーローに意外と多い職業がレーサー。莫大な資金力と恵まれた身体能力が必要なレーサーは、ヒーローにピッタリの職業なのかも知れません。危険な職業ゆえ作中でもレース時の事故がつきものですが、ヒロインの愛によって必ずハッピーエンドで終わりますのでご安心を?
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