<作品27>『プレイボーイの契約花嫁』

プレイボーイの契約花嫁

『プレイボーイの契約花嫁』
著者:キャロル・マリネッリ
定価:710円(税込)
ISBN:978-4-596-12952-9

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【編集部より】
貧しい学生ヒロインとゾクゾクするほどセクシーなスペイン人大富豪──ひょんなことから契約結婚し、夫婦となった二人を結ぶのは“お金”だけだったはずなのに……。

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「花嫁が必要なんだ。自分が欲しいものを知り、そのために必要な行動をとれる花嫁が」

ドアを閉めようとしたとき、ラウールが差しだす小切手が見えた。宛名はエステルになっていて、途方もない桁が並んでいる。彼はエステルを金で雇おうというのだ。ゴードンがそうしたように。

ラウールがどういうつもりだろうと、ゴードンを裏切ることはできない。

「何を考えているのか知らないけれど、ゴードンと私は……」

「ゴードンとヴァージニアと私、だろう?」

エステルの頬からみるみる血の気が引いた。

「今ヴァージニアが外出するのを見た。ふたりともゴードンのデート相手なのか?」

「あなたに説明する義理はないわ」

「確かに」ラウールは認めた。

「どうして私の住所がわかったの?」

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